投稿日:2022年1月30日 | 最終更新日:2022年1月31日
- 裁量トレードには、MT4とMT5どちらがオススメ?
- MT4を使っているけど、何か問題があるの?
こんな疑問に答える記事です。
読者の方から「MT4とMT5どっちがいいですか?」と質問がきたので、チョイと記事にしてみました。
結論から先にいうと、裁量トレードをするのであればMT5でOK。
というのも、スペックは圧倒的にMT5の方が上だからです。
ではなぜ、MT4を使っていたり、勧めたりする人がいるのか?
(実はボク自身も、MT4を併用しています)
この記事ではその理由を説明したいと思います。
ではさっそく見ていきましょう。
Contents
MT4とMT5の違い まとめ
下の表は、MT4とMT5を比較したものです。
MT4 | MT5 | |
動作スピード | 遅い | 早い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
気配値・ウィンドウ | 普通 | わかりやすい |
カスタムインジケーター | 豊富 | 並み(増えてきている) |
EAの種類 | 豊富 | 少ない |
バックテスト | 遅い | 早い |
ストラジ―テスター | 普通 | 使いやすい |
アップデート | 2017年終了 | 随時 |
それぞれどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
動作スピード
動作スピードは、トレードをするうえでとても重要なポイントです。
なぜなら約定のタイミングがズレると、トータル成績にも大きく影響するから。
とくにスキャルピングをメインにしているトレーダーであれば、約定スピードの遅さは致命的でしょう。
この動作スピードにおいては、MT5のほうがサクサク動きます。
よく考えたら当然のことで、MT4は10年以上前のプログラムで作られたものですからね。
一度でもMT5を使ってしまうと、MT4のモサモサぶりにイライラするかも。
時間足表示
表示できる時間足は、MT5のほうが12種類も多いです。
MT5では標準の時間足に、より「細かい時間足」が実装されたといった感じですね。
- 1分足・5分足・15分足・30分足
- 1時間足・4時間足
- 日足・週足・月足
- 1分足・2分足・3分足・4分足・5分足・6分足・10分足・12分足・15分足・20分足・30分足
- 1時間足・2時間足・3時間足・4時間足・6時間足・8時間足・12時間足
- 日足・週足・月足
上記のようにMT5では、より細かい時間足の分析が可能になりました。
まー、トレーダーによっては必要ない部分かもしれません。
(ボクも標準的な時間足があればOKだし)
気配値・ウィンドウ
気配値が表示されるウィンドウも、MT5は非常に見やすく、使い勝手もよくなっています。
MT4では『通貨ペア』『ティックチャート』の2つが見られました。
MT5ではそれに加え、『詳細』『プライスボード』がタブを選択するだけで、見られるようになりました。
詳細タブでは、選択した通貨ペアの細かい情報を見られます。
直近高値や安値、直近価格などの詳細な情報が、すぐにわかるようになっています。
プライスボードは、登録した通貨ペアをワンクリックで注文できる便利な機能。
画面自体も視覚的に見やすく、素早い注文にもってこいです。
カスタムインジケーター
カスタムインジケーターは、MTの特徴のひとつ。
このカスタムインジケーターでは、MT4の方がまだまだ多いのが現状です。
今までMT4でカスタムインジケーターを使っていた場合は、MT5では対応していない場合があるので、要注意ですね。
ボクが目線の固定にオススメしている『SwingHL-mesen』も、残念ながらMT4でしか使えません。
ただし通常のインジケーターに関しては、MT5もかなり充実しています。
「基本的なインジケーターがあれば十分」という人は、MT5で問題ありません。
EAの種類
MTの最大の特徴といえば、EA(自動売買)ではないでしょうか。
EAに関していえば、MT4の方がダントツの種類を誇っています。
アナタがもし、EAを使ったトレードをしたい場合は、MT4を使ったほうがいいでしょう。
ボクもMT4をまだ使っているのは、このEAがあるからです。
また残念なことに、MT4とMT5の互換性がありません。
MT4で愛用しているEAがあるなら、なおさらMT5への移行は厳しいかもしれませんね。
バックテスト
バックテストは、EAの検証を行う機能のことです。
過去の取引データを取り込んで、EAの性能をチェックできます。
このバックテストにおいては、MT5の方が圧倒的に上。
バックテストのスピードや、複数の通貨ペアを同時に検証できる機能など、明らかにMT5が勝っています。
ただEAを使っていないトレーダーからすると、「ふーん」ぐらいでしょうけど・・・
ストラテジーテスター
ストラテジーテスターも検証をする際に利用する機能です。
過去チャートを使って、トレード手法やEAの検証ができます。
こちらもMT5のほうが情報量も増え、使いやすさも格段にアップしています。
アップデート
MT4のアップデートは、2017年で終了しました。
また公式のHPからのダウンロードも終わっています。
一方、MT5は今でも随時アップデートされています。
このことからも、今後はMT5に移行されていくことは明らかでしょう。
MT4を使っているけど、MT5に移行する必要はある?
今現在MT4を使っていて、MT5に移行するかどうか悩んでいる人もいるかもしれませんね。
基本的には以下の2つがポイントになるかと思います。
- EAを使っているのか?
- カスタムインジケーターを使っているのか?
上記2つが該当する場合は、現行のままのほうがいいと思います。
というのも、MT4で使っていたEAやカスタムインジケーターが使えなくなるからです。
仮にMT5で同じ機能のEAやカスタムインジケーターがあっても、また買い直す必要があるかもしれませんしね。
一方、標準的なインジケーターだけを使っている方であれば、MT5に移行して問題ありません。
というより、サッサと移行しちゃいましょう。
まとめ 結局MT4とMT5 どちらがオススメ?
ここまでMT4とMT5の違いを説明してきました。
下記の条件に当てはまらなければ、MT5で問題ないでしょう。
- MT4で使っているEAがある
- MT4で使っているカスタムインジケーターがある
- 使おうとしているEA/カスタムインジケーターが、MT4にしか対応していない
- FX会社がMT5に対応していない
アナタがもし裁量トレーダーであれば、MT5でほぼ事足りるはず。
よっぽど使いたいカスタムインジケーターがあれば別ですが、基本的なインジケーターはそろっています。
サクサク動く環境でトレードしたい人には、MT5がオススメです。
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川西 能司
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