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FXのダイヤモンドフォーメーションとは?エントリーパターンと活用方法を解説!

投稿日:2023年3月4日 | 最終更新日:2023年7月9日

・ダイヤモンドフォーメーションって何?
・チャートパターンを学んでエントリーパターンを増やしたい

そんな悩みに答える記事です。

ダイヤモンドフォーメーションは、トレンドの反転を示すチャートパターンのひとつです。

正直に言うと、それほど出現する形ではありません。

ですが優位性は高いので、チャート上でうまく見つけられれば、
相場の転換からバチッとエントリーできるでしょう。

 

しかしですよ。

どのチャートパターンでも言えることですが、
形だけ覚えてもなかなか勝てないんですよね。

かくいう僕も、
チャートパターンを取り入れた当初は、全然うまくいきませんでした。

実は、ダイヤモンドフォーメーションを上手にトレードで活用するには注意点があるのです。

そこでこの記事では、ダイヤモンドフォーメーシの使い方のポイントを、トレード歴10年目のボクなりの視点で解説していきます。

 

チャートパターンに取り組んでみたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

FXダイヤモンドフォーメーションとは?

ダイヤモンドフォーメーションは、出現する頻度は少ないですが、覚えておきたいチャートパターンの1つといえます。

なぜなら、それまでの相場の流れが転換する前のサインだからです。

つまり、

パターンが見られたら大きな値幅が狙えるチャンスってわけですね。

 

ダイヤモンドフォーメーションとは?

ダイヤモンドフォーメーションとは、高値と安値がひし形に形成され、まるでダイヤモンドのように見えるチャートパターンです。

高値と安値を更新しながら、広がっていくようにラインが引けます。
その後、三角持ち合いのように値幅を小さくしがら収束していきます。

基本的にはトレンドの反転パターン

出現することも少なく、きれいなダイヤモンドフォーメーションを形成することもめったにありません。

しかしながら、天井や底値圏でダイヤモンドフォーメーションが出現したら、相場が転換する可能性はかなり高くなるといえるでしょう。

ダイヤモンドフォーメーションの優位性が高い理由とは?

トレーダーたちがダイヤモンドフォーメーションに注目しているのは、トレンドが終了し反転する可能性が高いからです。

反転する可能性が高い理由は、形を分けて考えれば分かりやすいです。


こちらは三角持ち合いとは逆の形。
逆ペナント型逆三角形などと呼ばれています。

通常の三角持ち合いとは反対で、高値を切り上げ、安値を切り下げていく形です。

あまり出現しないパターンで、最終的に高値を更新できない場合、強い売りを暗示しています。

次にもう片方の形を見てみましょう。

トレンドの小休止を示す三角持ち合いです。

どちらに抜けるかわかりくい三角持ち合いですが、それまでのトレンド方向に抜けることが多いといわれています。

上図であれば、下降の勢いから三角持ち合いになったので、下に抜ける可能性が高いと考えられます。

FXの三角持ち合いとは?エントリーパターンやダマシを避けるコツを徹底解説

2023年1月24日

まとめると、強い売りを示している状況でさらに売り優勢のサインをだしているということですね。

さらに、これが天井圏ででているのであれば、なおさら根拠が高くなります。

これだけの材料がそろっているのですから、利確や新規の売りポジションを持つトレーダーが増えるのは当然といえるでしょう。

そのためこのチャートパターンに気づくことで、優位性のあるトレードが可能になります。

以上のことから、ダイヤモンドフォーメーションをチャート上に見つけることは大切なんですね。

 

FXダイヤモンドフォーメーションのエントリー方法

ダイヤモンドフォーメーションを使ったエントリー方法について紹介します。

基本的には次の二つの方法があります。

  1. ブレイクエントリー
  2. 押し目(戻り目)エントリー

1.ブレイクエントリー

1番シンプルで初心者でも取り入れやすいのが、ブレイクを狙ったエントリー方法

実際のチャートでも見てみましょう。

エントリーポイントは、安値を切り上げるときにできたサポートライン(青線)をローソク足が実体で抜けたところ。

サポートラインを下に抜けることで、ダイヤモンドフォーメーションが完成したところを狙います。

ちなみに底値圏で見られるダイヤモンドフォーメーションでは、レジスタンスライン(赤)をブレイクしてからエントリーします。

2.押し目・戻り目エントリー

二つ目の方法は、ダイヤモンドフォーメーション完成後の押し目・戻り目を待った
エントリーパターン。

 

実際のチャートで見てみましょう。

ダイヤモンドフォーメーションの性質上、
完成するとそのままスコーンと落ちてしまうこともままありますが、
その時は見送ればいいだけの話。

慌ててエントリーしてダマシにあうぐらいなら、押し目・戻り目を待って安全に仕掛けてもイイと思います。

なんたって、損切り小さくできるしね。

まーどちらの方法でエントリーするにせよ、

ブレイクしたのを確認してから入りましょう。

「おっ、ダイヤモンドフォーメーションになりそう」

とか言って、エントリーしてはダメですよ。

 

ダイヤモンドフォーメーションを活用するときの注意点

ダイヤモンドフォーメーションを活用したエントリーは、有効で利益にもつながりやすいといえます。

できるだけキレイなダイヤモンドフォーメーションでエントリーできれば、勝率もアップするでしょう。
(形がわかりやすければ、多くのトレーダーが意識するからね)

ただし、ばかり意識していてもなかなか勝てないのが現実です。

そこでここでは、ダイヤモンドフォーメーションを活用するための3つの注意点を紹介します。

◎取引する際の3つの注意点

  1. 上位足の方向を確認する
  2. 形ではなく値動きを追う
  3. どの位置で出現したかを確認しておく

ダイヤモンドフォーメーションをトレードに取り入れる場合、この3つの注意点を意識してみてください。

1 上位足の方向を確認する

エントリーする前は、上位足を忘れずにチェックしてください。

というのも時間足は、より上位の時間に影響を受けるからです。

例えば、日足が下図のような下降トレンドの局面の赤丸部分だとしましょう。

大きな流れが下なのですから、下位足でトレードするときもショートを狙ったほうが勝率も値幅も大きいのはわかりますよね。

赤丸部分を1時間足でみました。

日足が下降トレンドのなか、1時間足でダイヤモンドフォーメーションを形成

反転のサインを示しています。

売りを仕掛けるほうが、優位性が高いのは間違いないですね。

もちろん上にいく可能性だってあります。

ですが、ダマシを回避して優位性の高いトレードを心がけるために、上位足の方向をしっかりと意識しましょう。

2 形ではなく値動きを追う

ダイヤモンドフォーメーションなどチャートパターンを覚えたてのころは、なんとかチャート上にパターンを見つけようと必死になります。

ただしダイヤモンドフォーメーションは、トレンド転換時に見られる珍しいチャートパターンです。

そもそも頻繁に見られるモノではないということですね。

ですから強引にダイヤモンドフォーメーションをチャート上に当てはめようとしても、うまくいかないことがほとんどでしょう。

「上昇トレンド中に安値を切り下げてきたけど、高値も切り上げたぞ」
「高値を切り下げているけど、安値も切り上がっているな」

そんなときにトレンドラインを引いてみた結果、ダイヤモンドフォーメーションの形に見えるという事実の方がはるかに大切です。

 

ワンポイントアドバイス:ダイヤモンドフォーメーションを見分けるコツは?
きれいな形はほとんど見られないダイヤモンドフォーメーションですが、値動きに独特のクセがあります。

左側の逆ペナント型が安値を切り下げているときに、突然バィーンと高値を切り上げると、ダイヤモンドフォーメーションになる可能性が高くなります。
底値圏の場合は逆の動きですね。

3 どの位置で出現したかを確認しておく

ダイヤモンドフォーメーションは、天井圏や底値圏で見られるチャートパターンです。
ですが、トレンドの途中にも現れることがあります

その場合、トレンドの継続を示すサインとして見られます。

上図のようにトレンドの途中でもダイヤモンドフォーメーションは現れます。
ですから、チャートパターンが出現したからといって必ず相場が反転するとは限りません。

とはいえ、トレンドの途中や天井圏・底値圏の判断は経験者でも難しいといえます。
そのためこの後紹介する損切りの設定は必ずしましょう

FXダイヤモンドフォーメーションの利益確定と損切りの目安

利益と損切りの設定をしやすいのが、チャートパターンのメリットのひとつです。

  • 損切りは、直近の高値・安値を目安にする
  • 利益目標については、パターンの高さをブレイクポイントに当てはめる

うまく取り入れて、トレードに活用していきましょう。

損切りの目安

損切りラインの目安は、直前の高値・安値にいれるのがセオリーです。

●ブレイクエントリーの損切りライン

●押し目・戻り目の損切りライン

 

チャートで確認してみましょう。

●ブレイクエントリーのケース

●押し目・戻り目のケース

ひし形の頂上部分を損切りラインと紹介しているケースもありますが、ブレイクでエントリーする場合にあまりに遠すぎると思います。

損切りラインを近くに設定すると負けやすくなるのは確かですが、その分リスクを抑えられます。

いずれにせよ相場に100%はありません。
損切りは必ず設定するようにしましょう。

利益確定の目安

利確はトレードで最も難しい技術といわれています。

けれども、チャートパターンは利益目標も立てやすいという特徴があります。
損切りラインも分かりやすいので、エントリーの前にリスク・リワードの計算もカンタンです。

ぜひ参考にしてみてください。

一般的な利益目標の算出は、ダイヤモンドの最大値幅分の距離(AB)を測り、ブレイクポイント(C)に当てはめる方法です。

つまり、AB=CDということですね。

ちなみに、ブレイクでも押し目・戻り目でも考え方は一緒。

これらはあくまでも目安ですが、利確のルールとしてはシンプルでオススメです。
もちろん、目標値に届かず戻ってしまうこともあるでしょう。
その場合でも、同じルールで繰り返しトレードを続けることが重要です。

ダイヤモンドフォーメーションをトレードに活用するために大切なこと

僕の経験上、
チャートパターンの勉強をしていると、不思議と勝てそうなイメージがでてくるんですよね。

ですが

それは妄想でした(笑)

いきなりチャートパターンをトレードに活用しようとしてもムリだったんですよね。

たとえるなら、
数学の公式を教わって、すぐにテストを受けるようなもん。

付け焼刃の知識で相場に挑もうなんて自殺行為です。

僕はそれを知らずに勝てる気になって、お金を溶かしてしまった・・・

 

練習は必須

ダイヤモンドフォーメーションだけにとどまらず、どんなチャートパターン・手法でも。

ですから、必ずトレーニングを繰り返していきましょう。

とはいえ、

滅多に出現しないダイヤモンドフォーメーションだけの練習をするよりは、
トレンドライン三角持ち合い・ペナントなどの練習をした方が効率的だと思います。

ラインを引くことになれたら、

「これってダイヤモンドフォーメーションじゃ・・・?」
って気づくようになりますしね。

 

まずは既存のチャートにでもいいので、
ラインを引きまくりましょう。

ラインを引きまくると、

「おぉー、意識されてる!」

という感覚がわかるようになってきます。

その感覚が身に付いたら、練習ソフトを使って実践的な練習に入っていきましょう。

ワンポイントアドバイス:
練習の際は、ひとつのテーマに絞るようにしましょう。
ラインを引くのであれば、ラインのみを徹底的に練習。
ついつい、他のエントリー方法とかもやりがちですが、テーマはひとつで!

他のチャートパターンも覚えよう

チャートパターンと呼ばれるものは、他にもあります。

とくに『ダブルトップ』や『ヘッドアンドショルダー』は、
絶対に覚えておきたいチャートパターンです。

別記事で詳しく紹介していますから、お時間があるときに是非お立ち寄りください。

騙されないダブルトップの活用法

2022年1月16日

ヘッドアンドショルダーでダマシを避ける3つのコツ

2022年1月12日

 

まとめ

いかがでしたか?

ダイヤモンドフォーメーションなどと、カッコいい名前が付いていても
必殺技ではありません。

負けることだってあります。

ですが、チャート上に出現していることに気づいているか・いないかで、
対応に大きな差が生まれます。

ぜひ練習して、トレードに取り入れていってください。

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川西 能司

川西と申します。 トレード歴10年目になるトレーダーです。 数々の失敗・挫折を繰り返し、今ではラインを活用したシンプルなトレードに落ち着いています。

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