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騙されないダブルトップの活用法

投稿日:2022年1月16日 | 最終更新日:2023年11月23日

  • ダブルトップ・ダブルボトムのトレード方法を知りたい
  • ダブルトップでエントリーしても、うまく勝てない
そんな悩みに答える記事です。

ダブルトップ(ボトム)は、相場が反転するときに見られるチャートパターンです。

見つけるのがカンタンで、エントリーシグナルとしても使えるため、うまく活用できればトレードの強力な味方となるでしょう。

ただし、やみくもにダブルトップでエントリーしても、勝てないのが現実。

どんなチャートパターンやインジケーターにも共通するとおり、使うには抑えるべきポイントがあるからです。

そこでこの記事では、ダブルトップ(ボトム)の基本からトレードの活用方法まで、
トレード歴11年目のボクなりの視点で解説します。

初心者でもすぐにトレードで実践できる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

ダブルトップ・ダブルボトムとは?


ダブルトップ
とは、上昇から下降に反転するときに見られるチャートパターンです。


2度同じ高値で弾いており、強い抵抗にあっているのがわかります。

そのため「上に抜けるの、難しくね?」と、
トレーダーから意識され、

買いポジションの決済や新規の売りポジション勢力が増えて、相場が反転していきます。

 

ダブルトップは文字通り、同じ高値で止まるので見分けるのが容易です。

チャート上によく出現するので、トレードにも取り入れやすいでしょう。

ただ実際の相場では、同じ高値でピッタリと止まるとも限りません。

下図のように高値がそろわないケースもあります。



高値を切り上げるパターンのダブルトップは、ブルトラップとも呼ばれるダマシのケース。


このように、必ず高値がそろうわけではないと覚えておきましょう。

ただ、どのパターンも考え方は一緒。

高値を2つ作り、直近のサポートライン(ネックライン)を下抜けすることで、ダブルトップが完成となります。

トップとボトム


天井圏から反転するときに見られるダブルトップに対し、底値圏から反転するときに見られるのがダブルボトムです。

 



ダブルトップを逆さにしただけで、使い方も考え方も変わりません。

ダブルトップ・ボトム、どちらも同じくらい重要ですから、ワンセットで覚えておきましょう。

ヘッドアンドショルダーやトリプルトップとどう違う?


反転を示唆するチャートパターンに、ヘッドアンドショルダートリプルトップがあります。

 

ヘッドアンドショルダーもトリプルトップも、3つの高値で成り立っています

どちらも相場が反転するときに見られるチャートパターンです。

「ダブルトップとどう違うの?」と思う人もいるでしょう。

その違いは『信頼性

天井圏で3回もトレンド継続が失敗に終わっています。

つまり、ダブルトップより強い反転を示唆しているということですね。

ヘッドアンドショルダーでダマシを避ける3つのコツ

2022年1月12日

ちなみに『マーケットのテクニカル分析』によると、ダブルトップやトリプルトップより、
ヘッドアンドショルダーのほうが出現率は高いそうです。

 

ダブルトップのエントリー・利確・損切りポイント


ここではダブルトップの基本的なエントリータイミングや利確・損切りのポイントを紹介します。

あくまでも基本ですが、まずは基礎をしっかり押さえておくこと。

応用はそれからの話です。

なお、ダブルボトムも考え方は変わりませんので、ここでは割愛します。

エントリーのタイミング


ダブルトップのエントリータイミングは、次の2つのパターンが基本。

  1. ネックラインをブレイクしたらエントリー
  2. ブレイク後の押し目・戻り目を待ってエントリー

詳しく解説します。

1. ネックラインをブレイクしたらエントリー

一番シンプルでわかりやすいのが、ネックラインをブレイクしてからエントリーする方法。

2つの高値を形成するときにできたネック(サポート)ラインを、ローソク足が実体で抜けたら、次の足でエントリーします。 

ダブルトップが成立したタイミングを狙う方法ですね。

ポイントは誰もがダブルトップだとわかるパターンのときにエントリーすること

ダブルトップか微妙なときにエントリーしても、大きな値動きにはなりませんからね。

2.ブレイク後の押し目・戻り目を待ってエントリー

初心者にオススメなのは、ブレイク後の押し目や戻りを待ってエントリーを仕掛ける方法です。

押し目や戻りのポイントは、ネックラインが一般的(サポレジ転換)です。

ネックラインに戻ってきてからの反発を確認して、エントリーしていきましょう。

このエントリーのメリットは、勝率が高く、損切りを浅く設定できること。

というのもダブルトップは、ダマシも多く、ネックライン抜けの飛び乗りはリスクをともなうからです。

また注目されているチャートパターンだけに、ブレイクしたら動きだしが早く、エントリーを仕掛けるポイントによっては損切りが遠くなりがち。

そこで押しや戻りポイントまで引きつけることで、損切り幅を小さくできます。

ブレイクしても、一度は上値(下値)を確かめにくることがほとんど。

あせらず待つことが大切でしょう。

利確のポイント


利確や損切りの目標が立てやすいところも、チャートパターンを活用するメリットのひとつ。

とくに利確はトレード技術のなかで最も難しいといわれていますから、とても役立ちます。

ダブルトップでの一般的な利益ポイントは、パターンの高さ(AB)を測り、ブレイクポイント(C)に当てはめることで算出できます。

 

ようするに、AB=CDですね。

上記の算出方法は、すべてのパターンに共通します。

一番高い(低い)ポイントAからネックラインBまでを測定し、ブレイクCに当てはめます。

 とてもシンプルですから、オススメですよ。

損切りのポイント

ダブルトップの損切りのポイントは、直近の高値(安値)にいれるのがセオリー

•ネックラインをブレイクしたらエントリー

ネックライン抜けでエントリーする場合の損切りは、上図のポイント。

二度弾いている高値の少し上でもあるので、防御力も高めです。

•押し目・戻り目の場合の損切りライン

 

押し目や戻りでエントリーする場合は、直前の高値(安値)がいいでしょう。

損切りを浅くできるので、損小利大のトレードが可能です。

トップの上に損切りを設定すると、勝率は高くなりますが、その分負けたときの損失が多くなってしまいます。

僕の場合は、勝率よりいかに損失を抑えるかを重要視するので、上記の損切りポイントが好みです。

ダブルトップの効果的な活用方法

ダブルトップはとてもシンプルで、トレードに取り入れやすいチャートパターンです。

一方で、誰もが意識しているので『ダマシ』もひんぱんに起こります。

そこで、ダブルトップの効果的な活用方法を紹介します。

オシレーターを併用する

オシレーターは『買われすぎ・売られすぎ』を示す指標。

使い方もさまざまですが、反転の根拠としても有効につかえます。

ダブルトップが出現し、RSIでも買われすぎを示唆していますね。

つまりは、これ以上は上がりにくいということ。

もしオシレーターが買われすぎ水準でなければ、まだ買い意欲は高いと判断できます。

このように、チャートパターンとオシレーターを併用することで、ダマシにあう確率も下がるでしょう。

ちなみに、オシレーターは代表的なものであれば何でもOK。

「買われすぎ、売られすぎ」がわかればいいです。

個人的には、RSIやストキャスティクスが見やすいかな。

押し目・戻りでエントリーする


押し目や戻りでエントリーすれば、ダマシにあう確率も下がります。

ダブルトップで負ける人の多くが、早く仕掛けてしまう傾向にあります。

初動をとらえたい気持ちはわかりますが、ダマシにあうリスクも高いと覚えておきましょう。

 押し目や戻りを意識すれば、勝率もグッと上がってきますよ。

上位足の方向を意識する

上位足の方向は必ず意識しましょう。

エントリーする方向が「上位足と同じなのか」「逆らっているのか」で、値幅や勝率は全然違います。


赤線が上位足の波です。

①と②のポイントで、下位足がダブルトップとなったとしましょう。

さて、①と②どちらのポイントが勝率・値幅とともに高いでしょうか?

もちろん②ですよね。

なぜなら、②は上位足も売り目線で、下降トレンドにはいる局面だから。

エントリーした後も、グングン伸ばしていきたい場面です。

一方、①はというと・・・

この時点では、上位足はまだ上昇トレンド中。

まだ上にいく可能性もあります。

いくら下位足がダブルトップとはいえ、信頼性は高くありません。

押し目がいつ入ってくるかもわからず、損切りをミスると大打撃です。

このように上位足の方向を意識すれば、ダブルトップの勝率の高いポイントがわかるようになります。

 上位足のレジスタンス(サポート)ラインを活用する


上位足のレジスタンス(サポート)ラインを活用することで、ダブルトップ(ボトム)の勝率もアップします。

 上位足のレジスタンス(サポート)ラインのポイントで、下位足がダブルトップ(ボトム)のときにエントリーすれば、トレードの優位性が上がります。

というのも【上位足のレジスタンス(サポート)】に、【下位足ダブルトップ(ボトム)】という根拠が加わるからです。

さらに上位足の方向があっていれば、またとないチャンスといえるでしょう。

このように上位足のレジスタンス(サポート)ラインを活用することで、ダブルトップの信頼性も変わってきます。

ダマシを回避し、勝率を上げるためにも、しっかりと上位足を活用していきましょう。

まとめ

本日のまとめです。

ダブルトップ(ボトム)とは
トレンドの終了と反転を示唆するチャートパターン。
チャートパターンを覚えておくことで、素早いトレード判断ができる

ダブルトップ(ボトム)を使ったエントリーパターン

  • ネックラインをブレイクしたらエントリー
  • ブレイク後の押し目・戻り目を待ってエントリー

 

ダブルトップの効果的な活用方法

  • オシレーターを併用する
  • 押し目や戻りでエントリーする
  • 上位足の方向を意識する
  • 上位足のレジスタンス(サポート)ラインを活用する

ダブルトップ(ボトム)をうまく活用すれば、心強いサインとなります。

ぜひ実際のチャートで過去検証を行い、トレードに取り入れてみてください。

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川西 能司

川西と申します。 トレード歴10年目になるトレーダーです。 数々の失敗・挫折を繰り返し、今ではラインを活用したシンプルなトレードに落ち着いています。

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