本ページにはプロモーションが含まれる場合があります

順張り?逆張り?複数時間足の判断基準

投稿日:2017年5月21日 | 最終更新日:2022年12月5日

ぼくがこのブログでよく「目線が一致」とか「押し安値が抜けたら…」などと書いていますが、もしかしたら始めたばかりの人にはわかりにくいかなーと思って今回この記事書いてみることにしました。

下記の図は、下降トレンドから上昇トレンドに変わる場合の目線の入れ替えポイントです。最安値をつけた直前の高値戻り高値と呼んでいますが、ここを目線の切り替えポイントにしています。逆のケースなら押し安値ですね。

青い丸印を抜けてから初めて買い目線となります。なのでこの点線を抜けない限りはショートで攻めて、抜かれたらロングで攻めるということになります。

波の上下どちらも獲れたらいうことありません。でも全て狙えるほど相場は甘くありませんし、おそらく値動きを追いかけるハメになると思います。その点、目線の固定をルール化してしまえば目先の値動きに慌ててエントリーすることも少なくなると思います。

これだけなら話は簡単なのですが、相場がややこしいのはこの波が複数あるということです。そして波によって目線が変わってきます。さきほどの画像を例えば4時間足のチャートだったとイメージしてください。

その4時間足の下位である1時間足ではもう少し細かい値動きをします。下の画像ようなイメージですね。赤線が1時間足の波。

赤点線が1時間足の戻り高値。赤丸の箇所で越えて1時間足は買い目線になりました。その後青丸の箇所で1時間足と同じく4時間足も買い目線になります。これが”目線が一致”とぼくがいっていることです。他のトレーダーさんはどういっているのかはわかりませんが…

それにしても、1時間足の目線の切り替えと先ほどの4時間足で目線が変更した箇所とはだいぶ離れています「あれ?そしたら4時間足が売り目線の時に、1時間足が買い目線になったらどうすればいいの?売り?買い?」って思いませんでしたか?ぼくは複数時間足の考え方を勉強しだしている時はパニック状態でしたね。

一つの考え方としては自分自身の基準足を決めてみるというのがあります。基準足の目線と同じときだけエントリー。それ以外はスルーしてみると案外成績が安定すると思います。ぼくもまだまだですが、この考え方とで大分落ち着いて相場を見ることできるようになってきました。

ぼく自身の基準足は1時間足です。1時間足が買い目線なら買い、売り目線なら売り相場を探します。当然と思われるかもしれませんが、始めたばかりの頃はそんなことも考えずエントリーしていました。

そして上位足は4時間足。1時間足と目線が一致したところは果敢に攻めていく。一致しないところは様子を見る。これを繰り返して少しでも優位性のあるところで戦うよう心がけています。

もちろん上位足に逆らったエントリーもすることがあります。でもその場合は、上位足に逆らっているという意識と上位足の押し目・戻り売り候補まで獲る、という考え方ができるようになってきました。

自分がどの足で勝負しているかがわからないと、エントリーしたら順調に利益を伸ばしていたのに急反発し、わけもわからず損失を抱えたまま戻ってくるのを待つ。そんなことを繰り返すことになってしまいます。

もしそれが上位足との逆のホールドであったら持ち続ける理由もありません。今エントリーしようとしているのはどの時間足に対しての順張りなのか?どこに対しての逆張りになるかをわかっている必要があります。

とくに複数時間足が同じ方向に揃ったところは大きく動きやすいですし、そこのポイントがわかっていればストレスなく伸びていってくれることが多いです。俗にいう”わかりやすいところ”ですね。

ただ相場はそんなに易しくなく大体わかりにくい(笑)。各時間足で目線がバラバラになっているのは当たり前です。結局は自分がどの時間足に対しての順張りで勝負しているのか?それを抑えていないとダメだと最近わかってきました(遅いでしょ!)

下記の図は、ぼくが時間足を考えて相場を見る時にいつも確認していた手書きのメモ帳を起こしたものです。手作り感満載なので波がへんかもしれませんが、ご容赦ください。

青線が上位足、赤線が基準足、緑線が短期足。ぼくの場合だと4時間足、1時間足、15分足です。この時間足は人それぞれライフスタイルもあるので参考程度に。

チャートの動きと同じ方向にエントリーしたとき、どこの時間足に対して順張りか逆張りかを意識できるようにしています。

   短期足  基準足  長期足
① 買い  順張り  逆張り  逆張り
② 買い  順張り  順張り  逆張り
③ 売り  逆張り  逆張り  順張り
④ 売り  順張り  逆張り  順張り
⑤ 買い  逆張り  順張り  逆張り
⑥ 買い  順張り  順張り  順張り
⑦ 売り  逆張り  逆張り  逆張り
⑧ 買い  逆張り  順張り  順張り

 

こうやって見ると足並みが揃うところなんて少ないと思います。トレンドフォローにおいて順張りは基本ですが、どこかの足に対しては逆張りをしているということになります。自分がどの足に対しての順張りをしているのか?どの足に対しての逆張りなのか?この表を見ながら自問自答しています。

地道ですがこういうところから始めています。よければご参考に。

The following two tabs change content below.

川西 能司

川西と申します。 トレード歴10年目になるトレーダーです。 数々の失敗・挫折を繰り返し、今ではラインを活用したシンプルなトレードに落ち着いています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です