投稿日:2020年7月9日 | 最終更新日:2022年12月5日
あなたももしかしたら、
「FXで勝てる気がしない」
「勉強しても全然上手くならない」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
実はボクは長年このような悩みを抱えていました。
相場に向き合って7年、ようやく安定して勝てるようになってきましたが、それでも悩みが尽きることはありません。
そんな時にボクは偉大なトレーダーたちに助言をもらうことにしています。
数々の苦難を乗り越えてきた先輩たちの言葉は、いつ何度聞いても心が奮い立ちます。
何度も「ダメだ」と思いながらも、ここまで続けてこれたのも先輩たちのおかげといっても過言ではありません。
そこで今回は、ボクが心が折れそうになった時に読んだ(読む)FXの書籍ベスト5をご紹介します。
どの本も「勝てる手法」というものはほとんど書いていません。
しかし、どうすればFXで安定して勝つことができるかをボクに教えれくれた本ばかりです。
「もうFXをやめようかな?」「このままFXを続けるべきかな?」と悩んでいるアナタの参考になれば幸いです。
Contents
これから紹介する書籍の著者たちは、いずれもボクたちと同じようにトレードにもがき苦しんだ経験をもつ方々です。
そのため、その言葉のひとつひとつに非常に重みがあり、ズシリと心に響くことでしょう。
第1位:デイトレード〜マーケットで勝ち続けるための発想術
文句なしの1位は「デイトレード〜マーケットで勝ち続けるための発想術」
座右の書としているトレーダーも多いので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当然、ボク自身も座右の書として常に読めるようにしています。(紙ベースと電子書籍の2パターン)
本書では、手法やテクニカル分析などについては一切書かれていません。
主に心理面について書かれていますが、難しくはありません。
少し中身をご紹介しますが、ご覧のとおり初心者の方でも非常に読みやすい一冊となっています。
(書籍:デイトレード〜マーケットで勝ち続けるための発想術より一部引用)
相場に取り組む姿勢や心構えを説明してくれた後に、おさらいの【ポイント】を設けてくれています。
トレードする前などは【ポイント】だけを読むだけでもマーケットに向き合う心構えが段違いですよ。
全ページにわたって、このように大切な言葉をあなたに投げかけてくれます。
ひとつひとつは短い文章ですが、トレーダーとして成功するための珠玉の知恵が詰まっているといっても過言ではありません。
ボク自身、この本を手に入れたのはFXを初めて1年目の時でしたが、当初は「フーン」で本棚の隅っこにしまってしまいました。
しかし、本書が本当の意味で大切なモノだと気づいたのは、エントリー手法ばかり探し求めるいわゆる聖杯探しに疲れていたときでした。
詳しくは本書にゆずりますが、「そうか。思考が間違っていたのか」と教えられたのです。
今でもトレードする前は本書をペラペラめくりますが、その都度新たに教えられることばかりです。
もし、あなたが全くの初心者であれば著者が言うことにピンとこないかもしれません。
しかし、少し経験を積んで悩んでいる方にとっては限りなく大切な一冊になると思っています。
第2位:ゾーン〜相場心理学入門
今回の記事のタイトルでいえば、1位にしたいぐらいの名著。
2位にしたのはただの個人的な思い入れの違いだけ。
それだけ勇気づけられる1冊となるはずです。
ボクがFXで「なぜ同じ誤ちを繰り返してしまうのか?」と悩んでいるときに出会ったのが本書。
トレードや損失に対する心構えの大切さをビシビシ指摘してくれます。
(書籍:ゾーン〜勝つ相場の心理学入門より一部引用)
本書を読むことでトレードルールはさほど重要でなく、一貫したトレードを続けることが大切だと理解できるようになると思います。デイトレードに比べて少し文章は固めかなと思いますが、すんなり読めると思いますし、やはり何度も読み直したい本です。
本を読んだだけではもちろん上手くなりませんが、繰り返し読みトレードを実践していくことで自分のルール・心構えに落とし込んでいくことができるのではないかと思います。
第3位:高勝率トレード学のススメ
怪しさ満点のタイトルですが、バリバリの良書。
「いい本なのに何でこんなタイトルにしちゃったの?」と残念に思うレベルです。
初心者の方がFXを始めるときに最初にどの本を買えばいいか悩んだときには、ボクは間違いなく本書をオススメします。
上位2冊と違い、心構えだけでなく資金面・チャートやテクニカルの基本的な考え方まで幅広く網羅しており、充実した内容となっています。
(書籍:高勝率トレード学のススメより一部引用)
上の画像は、ボクがトレードノートにコピーして貼っている部分。トレーダーは長い学習曲線を描きながら成長することを教わりました。
ひとつひとつの項目を曖昧にせずに、具体的に理由・解説もしてくれています。
小さくトレードすることの大切さ、日記の付け方などお世話になった項目数知れず。
もっと早く出逢いたかった…
第4位:システムトレード基本と原則
3位の書籍と同じく、タイトルで損をしている本書。
システムトレードと聞いて、自分には関係ないと思ってしまいますが、ところがどっこい中身はトレーダー全般に大切なことが書かれています。(むしろシステムトレードについては薄い…)
(書籍:システムトレード基本と原則より一部引用)
初心者が相場で生き残るために大切な基本原則を、ひとつひとつ丁寧に書いてくれています。
特に著者は、①トレードルール②資金面がトレードに重要な要素(心理面はその次)と位置付けているので、資金管理についても細かく解説しています。
ですから、該当の項目だけでも必見といえるでしょう。
この本書との出会いは、聖杯探しをやめてライントレードのみでトレードしようと思ったタイミングです。
トレーディングの核心とは、支持線と抵抗線の水準を見極めることだ
書籍:システムトレード 基本と原則より引用
その言葉で「インジケーターはもういらない」と決心したことを今でも覚えています。
第5位:FXトレーダーの大冒険
最後は活字が苦手な方でも気楽に読め、かつ元気づけられる一冊を紹介したいなということで本書をオススメします。
著者は、NYボックスの手法でお馴染みのロブ・ブッカーさん。
ストーリ仕立てで物語が進んでいくので、肩肘張らずにスイスイ読めるのではないかと思います。
本書はハリーという典型的な初心者トレーダーが、挫折・失敗をしながらも師匠に出会って成長してく物語です。
ボクらが相場に夢をもちながらFXを始めたように、ハリーも希望をもちトレードを始めます。
そして、当然のごとく失敗をする…
まるで自分自身の物語のようで、恥ずかしくなったりもしますが、初心者が陥りやすい思考や行動などがわかりやすく描かれています。
具体的なトレード方法はあまり書かれていないので、その点は期待しすぎるとガッカリしますが、FXで失敗や成功する思考などは感じとれるのではないでしょうか。
失敗から成功への物語としての小説としても非常に優れているとも思いますので、持っておいて損はない1冊といえるでしょう。
終わり
いかがだったでしょうか?
トレードで悩んだとき、手を差し伸べてくれる存在が必要だと思います。
ボクはその存在を本に求めました。
中でも1番はやはり「デイトレード」
何度も何度も読み直して、書かれていることをひとつひとつトレードに活かせるようにしてきて今があるのだと実感しています。
この中の1冊があなたとの最高に出会いになれば幸いです。
川西 能司
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