ヘッドアンドショルダーでダマシを避ける3つのコツ

「ヘッドアンドショルダーを、うまくトレードに取り入れたい」
「ヘッドアンドショルダーでダマシばかりあう」

そんな悩みに答える記事です。

数あるチャートパターンのなかでも、信頼性が高いといわれているヘッドアンドショルダー
チャートからヘッドアンドショルダーを見つけられたら、絶好のトレードチャンスというわけですね。

ただし、形だけを覚えても勝てません。
ヘッドアンドショルダーをうまく活用するにはコツがあるのです。

この記事ではヘッドアンドショルダーの使い方のポイントを、トレード歴9年目のボクなりの視点で解説しています。
初心者でもすぐ実践できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ヘッドアンドショルダーとは?

ヘッドアンドショルダーとは、相場が反転するときに見られるチャートパターンです。

チャートの形状を、人の頭(ヘッド)と肩(ショルダー)にたとえ、そのように呼ばれています。
日本だと、三尊天井(さんぞんてんじょう)としても有名ですね。

 

ヘッドアンドショルダーは、上図のように3つの山と2つの谷で構成されています。
特徴としては、1つ目の山と3つ目の山の高さが、同じ価格水準になること。

テクニカル的にも高値・安値を切り下げているので、ヘッドアンドショルダーが見られたら、相場が反転する可能性は高いといえるでしょう。

ただし、ネックラインを下回らないかぎり、ヘッドアンドショルダーは完成したといえません

とくに初心者のかたほど、ヘッドアンドショルダー完成前に仕掛けて、ヤラれるパターンが多いのではないでしょうか?(お恥ずかしながら当時のボクがそうでした)
もちろん右ショルダー部分からエントリーしたいところですが、パターンの完成を見届けてからのほうが安全です。

上位足などの反転する根拠があれば、ショルダー部分から仕掛けるのは全然アリですよ。
でも「ヘッドアンドショルダーになりそうだからエントリー」はリスキー、というよりやめておきましょう。

また実際のチャートでは、キレイなヘッドアンドショルダーばかりとも限りません。

 

上図のように、ネックラインがナナメだったり、ショルダーがそろわないときもあります。 
ある程度のザックリ感で見ておくといいと思います。

ヘッドアンドショルダートップとボトム

先ほど解説したヘッドアンドショルダー(トップ)は、上昇トレンドから反転するときに見られるチャートパターンです。

一方、下降トレンドから上昇に反転するときに見られるのが、ヘッドアンドショルダー(ボトム)

日本では、逆三尊(ぎゃくさんぞん)という言い方もしますね。

文字どおり、ヘッドアンドショルダー(トップ)の逆バージョン。
特徴も一緒です。

ヘッドアンドショルダートップと同じく、キレイな形ばかりとは限りません。
上図のようにネックラインがナナメになることも多いです。

ヘッドアンドショルダーのトップとボトムは、どちらも大切ですから、ワンセットで覚えておいてください。

ヘッドアンドショルダーは、反転の可能性を示すチャートパターン

繰り返しになりますが、ヘッドアンドショルダーは相場の反転を示すチャートパターンです。

  • 上昇トレンド中のヘッドアンドショルダートップ→下落の可能性
  • 下降トレンド中のヘッドアンドショルダーボトム→上昇の可能性

それまでの相場が反転するわけですから、大きな利益を狙うチャンスでもあるというわけですね。
ただし、それはあくまでヘッドアンドショルダーが完成したらの話。

ネックラインを抜けるまでは、トレンドに復帰する可能性があるので注意してください。

トリプルトップ(ボトム)との違い

ヘッドアンドショルダーと似たチャートパターンに、トリプルトップ(ボトム)というのがあります。

 トリプルトップとは、3つの高値が同じ価格帯に並んでいるチャートパターン
ヘッドアンドショルダートップと同じく、上昇トレンド終了時に見られます。(ボトムは考え方が逆なだけなので省略)

カタチは似ているのですが、違いはチャートで見られる頻度。
トリプルトップは、めったにチャートに出現しません。

ただ実際の相場では「ヘッドアンドショルダーか、トリプルトップか」に大した意味はないでしょう。
というのもトリプルトップは、ヘッドアンドショルダーの一種にすぎないから。
相場の反転を示すという性質も同じで、エントリーの考え方も一緒です。

ですから、カタチにとらわれすぎてチャンスを逃さないようにしましょう。

ヘッドアンドショルダーを使ったエントリーパターン

ヘッドアンドショルダーを使ったエントリーは、次の3つのパターンが基本です。

  • ネックラインをブレイクしてからのエントリー
  • ブレイク後の押し目・戻り目を待ってからのエントリー
  • ヘッドアンドショルダーの完成を狙ったエントリー

ちなみにヘッドアンドショルダーボトムでも考え方は同じ。

では、詳しくみていきましょう。

ネックラインをブレイクしてからのエントリー

シンプルなのは、ネックラインをブレイクしてからエントリーする方法。

ヘッドアンドショルダーの完成を確認してからエントリーします。

エントリーポイントは、ネックラインをローソク足が実体で抜けた次の足

損切りは直近の高値(赤ライン)の少し上にします。
決済ポイントは、頭(ヘッド)からネックラインまでと同じ値幅が一般的です。

みんなが意識しているヘッドアンドショルダーほど、ネックラインを抜けると大きな動きになります。
動きだしをしっかり狙いたい人にオススメのエントリー方法です。

ブレイク後の押し目・戻り目を待ってからのエントリー

次は初心者にオススメのエントリー方法。
ネックラインをブレイクした後の、押し目や戻りをしっかり待ってからエントリーするパターンです。
ネックラインを抜けてから、再度価格がネックラインまで戻ってきたところでエントリーします。

押し目や戻り目を待って仕掛けるメリットは、損切り幅を小さくできること
損小利大のトレードにもってこいというわけですね。

ヘッドアンドショルダーは、多くのトレーダーが意識しているので、動きだしも早い傾向にあります。
仕掛けるタイミングによっては、損切りまでの幅が遠くなってしまう恐れもあるのです。

その点、押しや戻りを確かめてからエントリーすれば、リスクを抑えたトレードができます。
価格はネックラインをもう一度試しにくることがほとんど
ネックラインを抜けると大きく動くので、どうしても飛び乗りたくなりますが、あせらずポイントまで待つことが大切といえるでしょう。

ヘッドアンドショルダーの完成を狙ったエントリー

3つ目はヘッドアンドショルダーの完成を狙ったエントリー方法です。

3つのエントリー方法のなかで最も利益を見込めますが、その分リスクは高め。
なぜならヘッドアンドショルダーはまだ完成していないので、トレンドが継続する可能性もあるからです。

とくに損切りが苦手なひとは要注意
うまく損切りできなければ、トレンドの波に飲み込まれてしまう恐れもあります。

ですから仕掛ける際は、上位足やオシレーターなど複数の根拠があるときにしときましょう。
たんにカタチだけみるとヤラレちゃいますよ。

ヘッドアンドショルダーを使うときのコツ

反転の根拠として、ヘッドアンドショルダーの信頼性は高いです。
一方、100%反転するというものでもありません。

とくに相場で『ダマシ』は日常茶飯事。

上のチャートのように、ヘッドアンドショルダーが見られても、ダマシになる可能性もあります。
サクッと損切りできる人であればいいのですが、なるべく勝率は高めておきたいですよね。

そこでダマシを避ける3つのコツを紹介します。

ダマシを避ける3つのコツ

ヘッドアンドショルダーでダマシを避けるには、次の3つを意識することがコツ。

  • オシレーターを併用する
  • 上位足の方向を意識する
  • 上位足のレジスタンス(サポート)ラインを活用する

上の3つのポイントを意識するだけでも、勝率はグッと高くなるでしょう。

•オシレーターを併用する

オシレーターの使い方もさまざまですが、反転の根拠としても有効につかえます。
というのも、オシレーターは『買われすぎ・売られすぎ』を教えてくれるからです。

 

上のチャートでは、RSIが買われすぎ水準で、ダイバージェンス(注)発生しています。
そのうえでヘッドアンドショルダーが表れました。
上がりにくいというのが、チャートだけでなくオシレーターからも判断できますよね。

このように反転の根拠をオシレーターでも確認できれば、ダマシにあう確率も下がるでしょう。

ダイバージェンスとは
高値は切り上がっているのに、オシレーターは下がっている状態。
トレンド終了時のサインとして使われる

オシレーターについて
『ストキャスティクス』『RSI』『MACD』など、オシレーターにはさまざまな種類があります。
どれがいいか悩むかもしれませんが、お好きなものをお使いください。
「買われすぎ・売られすぎ」がわかればOK

•上位足の方向を意識する

言わずもがな、エントリーするときは上位足の方向を意識しましょう。

エントリーする方向が「上位足と同じなのか」「逆らっているのか」で、値幅や勝率は全然違います。
たとえば、下の図をご覧ください。

 赤線が上位足の波と仮定します。
①と②のポイントで、ヘッドアンドショルダーが出現したとしましょう。

どちらが勝ちやすく、利益も伸ばしやすいかは、いうまでもありませんよね。
①のポイントは、上位足も下降トレンド中です。
上位足と同じ方向のヘッドアンドショルダーなので、ダマシにあう可能性も低く、利益も伸ばしやすいでしょう。

一方②のポイントは、上位足が買い目線に変わっています。(※戻り高値上抜け)
上昇トレンドを形成する確率が高いので、ヘッドアンドショルダーの信頼性は低め。
下位足でヘッドアンドショルダーが成立しても、ただの押し目ですぐに反発する可能性が高いのです。

このように上位足の方向を意識していれば、優位性の高いトレードができるようになります。

※押し安値・戻り高値の詳しい解説はこちらの記事で

ダウ理論のトレンドの定義と目線を切り替えるポイントとは?

2021年4月24日

•上位足のレジスタンス(サポート)ラインを活用する

ヘッドアンドショルダーが、どの価格帯で出現するかも重要な要素

とくに上位足のレジスタンス(サポート)ラインで見られるヘッドアンドショルダーは、信頼度が一段と上がります。

 上図のヘッドアンドショルダーが出現したポイントは、上位足のレジスタンス(サポート)ライン付近。
上位足でサポレジ転換が起こりそうなポイントで、下位足もヘッドアンドショルダーが出現したわけですから、信頼性はバツグンです。
さらに先ほど解説した上位足の方向もあっていれば、大きなチャンスといえます。

実際のチャートでも見てみましょう。

 

まずは上位足(日足)から。
戻り売りの局面ですね。
サポートラインが今度はレジスタンスラインとして機能しそうな場面です。

黒枠部分を下位足で見てみましょう。

4時間足です。
日足レジスタンスライン付近で反発して、ヘッドアンドショルダーを形成していますね。

日足下降トレンド+日足レジスタンスライン+4時間足ヘッドアンドショルダー

上記の根拠が重なるわけですから、下がる可能性はかなり高いといえるでしょう。

このように上位足のレジスタンス(サポート)ラインを活用することで、ヘッドアンドショルダーの力強さも変わってきます。

ダマシを回避し、勝率を上げるためにも、しっかりと上位足を活用していきましょう

まとめ

本日のまとめです。

◎ヘッドアンドショルダーとは

トレンドの終了と反転を示唆するチャートパターン。
チャートパターンを覚えておくことで、素早いトレード判断ができる

◎ヘッドアンドショルダーを使ったエントリーパターン

  • ネックラインをブレイクしてからのエントリー
  • ブレイク後の押し目・戻り目を待ってからのエントリー
  • ヘッドアンドショルダーの完成を狙ったエントリー

◎ヘッドアンドショルダーを使うときのコツ

  • オシレーターを併用する
  • 上位足の方向を意識する
  • 上位足のレジスタンス(サポート)ラインを活用する

ヘッドアンドショルダーをうまく活用すれば、とれも心強いサインとなります。
ぜひ実際のチャートで過去検証を行い、トレードに取り入れてみてください。

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nouji

noujiと申します。 トレード歴9年目になるトレーダーです。 数々の失敗・挫折を繰り返し、今ではラインを活用したシンプルなトレードに落ち着いています。

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