投稿日:2022年2月5日 | 最終更新日:2023年1月24日
・ペナントやウェッジを使ったトレードが知りたい
こんな疑問に答える記事です。
ペナントやウェッジなどのチャートパターンを覚えて、もっとエントリーパタンを増やしたいですよね?
ですがチャートパターンが出現したからといって、エントリーしまくっても勝てないのが現実です。
というのも、どんなチャートパターンにも抑えるべきポイントがあるからです。
そこでこの記事では、ペナント・ウエッジの基本からトレードの活用方法まで、トレード歴9年目のボクなりの視点で解説します。
初心者でもすぐにトレードで実践できる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ペナント・ウェッジとは?
まずはペナントとウェッジの、それぞれのカタチと役割を確認しておきましょう。
ペナントとは
ペナントとは、トレンドの継続を示すチャートパターンで、下図のように三角の形をしています。
値幅を徐々に小さくしながら、抜けた方向に大きく動くのが特徴です。
力をため込んで、一気に解放するイメージですね。
抜けるとイチ方向に動きやすいので、早めのエントリーを心がけることがポイントです。
似たような形に【三角持ち合い】というものがあります。
具体的な定義はないので、「これはペナントか?三角持ち合いか?」なんて、あんまり悩む必要はないと個人的に思っています。
三角持ち合いが時間をかけて作られる一方、ペナントは比較的短時間で作られることが多い、というぐらいの感覚でいいでしょう。
ちなみに三角持ち合いの詳しい解説は別記事で紹介しています。
ウェッジとは
ウェッジもペナントと同じく、三角の形をしたチャートパターン。
形としてはペナントに似ているのですが、トレンドの継続・反転どちらのサインにもなるので、気を付けないといけません。
力を振り絞って上昇を目指すけど、最後は落ちていく・・・そんなイメージですね。
トレンド継続のサインとしては使いやすいですけど、やっかいなのはトレンド反転時。
「おうおう、まだ上昇トレンド続いているやんけ」と思っていると、スコーンと落とされるので注意が必要です。
ウェッジがチャート上に見られたら、次の点を意識しておくといいでしょう。
- 下降トレンド中ートレンドの継続
- 上昇トレンド天井圏ートレンドの転換
下降ウェッジは、逆のパターン。
ペナント同様、ウェッジもチャート上によく出現します。
特徴をしっかりと抑えておきましょう。
フラッグとどう違う?
ペナントやウェッジと似たチャートパターンに、フラッグがあります。
フラッグも、トレンドの継続を示すチャートパターンのひとつです。
ペナントは値動きを狭めながら、一気に動きます。
一方フラッグは、大きな流れとはいったん逆の方向に動いてからブレイクします。
詳しくは別記事をご覧ください。
ペナント・ウェッジのエントリーポイント
ペナントやウェッジは、抜けると戻さず一気に動くケースが多いです。
そのためブレイクでのエントリーが基本となります。
ペナントのエントリーポイント
ペナントのエントリーポイントは、上図の赤マルの箇所です。
ラインをローソク足が実体で抜けたことを確認して、エントリーします。
当然ながら、エントリーする方向とトレンド方向は一緒。
もしトレンド方向と逆に抜けたら、見送った方が賢明です。
ペナントは抜けると大きく動くことが多く、バィーンと伸びたり、戻さずに一気に動くこともザラです。
そんなときでも、あせってエントリーは禁物。
うまくエントリーできなかったら、次のチャンスを待ちましょう。
ウェッジのエントリーポイント
ウェッジもブレイク狙いが基本。
ウェッジでエントリーする際は、必ずトレンドとウェッジの向きに気をつけてください。
ペナント・ウェッジの損切りと利確のポイント
FX初心者にとって、損切りや利確をどこに設定するかは、悩ましいところですよね?
ですがチャートパターンを活用するメリットは、損切り・利確の目標を決めやすいところ。ここでは、ペナント・ウェッジの標準的な損切りと利確のポイントをご紹介します。
損切りのポイント
ペナント・ウェッジの損切りポイントは、ブレイクする直前の高値・安値のすぐ下にいれるのが一般的です。
◎ペナント
◎ウェッジ
ペナントやウェッジを活用したトレードは、損切りポイントを決めやすく、かつ近くに設定できるのがメリットです。
利確のポイント
利確ポイントは、ここで紹介する2パターンがポピュラーなものです。
どちらも高さ(AB)を測り、ポイント(C)に当てはめる考えは一緒です。
違うのは、高さABを測る箇所と、ポイントCを当てる場所。
①がペナント形成前の高さを測るのに対して、②はペナントを形成した後の高さを測っています。
またポイントCを当てる場所も、①は直近安値に当てるのに対し、②はブレイク箇所です。
どちらがいいというのはありませんので、使いやすい方を選んでください。
もちろん、目標まで届かないことも、さらに伸びることもあるでしょう。
ですがルールを決め、淡々と繰り返すことがFXでは重要です。
なお、ウェッジの利確ポイントも考え方は変わらないので、ここでは割愛します。
ペナント・ウェッジでエントリーする際の注意点
トレンド相場においては、ペナントやウェッジはひんぱんに見られます。
そのため、エントリーチャンスも結構あるでしょう。
ただし、チャートパターンが出現したからといって、100%勝てるというものでもありません。
むしろチャートパターンのみでトレードしていたら、勝率は下がる恐れだってあるのです。
そこでここでは、ペナント・ウェッジでエントリーする際の注意点を紹介します。
注意点をおさえておけば、勝率もグッと上がるでしょう。
トレンド相場で活用する
ペナントはいわば、トレンド相場における調整です。
いくら形がペナントになっていても、トレンド相場でないと大きな動きは期待できません。
トレンド相場を判断するには、いろいろ方法があります。
とくに初心者にオススメなのは、『移動平均線』や『ボリンジャーバンド』。
視覚的に判断しやすいからです。
◎移動平均線
トレンド相場になると移動平均線に角度がつき、調整相場になると水平に近くなります。
ペナントを形成する直前に、移動平均線がどうだったのかを見るだけでも、判断は変わってくるでしょう。
◎ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドもトレンドをつかみやすいインジケーター。
トレンドが発生すると、バンド幅が広がり、視覚的にもハッキリします。
調整相場になると、バンドがギュっと縮まるのも、判断しやすいところですね。
上記以外にも、より大きな時間足などをチェックして、トレンド方向を必ず意識しておきましょう。
フライングでエントリーはしない
チャートパターンを使ったトレードでやりがちなのが、フライングでのエントリー。
「ペナント抜けそうだな。早めにエントリーしておこう」
「ウェッジになって反転しそうだな。そりゃ、エントリー」
上記のようなエントリーが、一番失敗しやすいケースです。
チャートパターンは形ができて、はじめて成立します。
それなのに「乗り遅れたくない」と、フライングでエントリーしがちになってしまうのです。
もちろん早く仕掛けて成功すれば、利益も大きくなるでしょう。
しかしながら、終わってみればチャートパターンが成立しないことも、相場ではひんぱんに起こります。
下のチャートのように、ラインをブレイクしたように見せて、反対方向にいってしまうこともよくあります。
ですから、確実にブレイクしたのを確認して、エントリーするようにしましょう。
もちろん一気に動いて、うまくエントリーできないこともありますよ。
ですが、ルールをしっかり守ることで、勝率は格段に安定します。
まとめ
本日のまとめです。
◎ペナントとは
- 高値と高値、安値と安値を結んだラインから成る三角形のチャートパターン
- トレンドの継続を示している
◎ウェッジとは
- ペナントと同じく、三角形のチャートパターン
- トレンドの継続・反転、どちらのサインにもなる
◎ペナント・ウェッジを使ったエントリー
- パターンを抜けてからの、ブレイクエントリーが基本
- 損切りは、ブレイク直前の安値(高値)の下におくのがセオリー
- 利確ポイントは、パターンの高さを測って、同じ値幅を想定する
◎ペナント・ウェッジでエントリーする際のコツ
- トレンド相場で活用する
- フライングでエントリーしない
ペナントもウェッジも、チャート上にひんぱんに出現します。
うまく活用して、利益に結び付けていきましょう。
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川西 能司
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