投稿日:2021年9月5日 | 最終更新日:2022年1月30日
- FX会社は、国内と海外どちらがいいの?
- 国内FX口座と海外FX口座ではどう違うの?
- 海外FX口座に興味あるけど、実際のところどう?
こんな疑問に答える記事です。
海外の口座と聞くと、「なんとなく怪しい。本当に大丈夫?」と思ってしまうのはムリもありません。
ボクも最初は国内のFX口座からでした。
しかし最近では、いきなり海外FX口座からはいるひとも多いみたいです。
というのも、それだけメリットがあるから。
そのため「本当のところ、どっちがオススメなの?」と悩むひとも多いでしょう。
FX歴8年目のボクの結論をいうと、
資金が少ない初心者や自動売買を考えている人こそ、海外FX口座がオススメです。
この記事では、国内FX口座と海外FX口座を比較しながら、その理由を明らかにしています。
ではさっそく見ていきましょう。
Contents
海外FX口座と国内FX口座の違いまとめ
まずは代表的な項目で、海外FXと国内FXを比較してみましょう。
比較項目 | 海外FX | 国内FX |
レバレッジ | 最大400倍~3000倍 | 最大25倍 |
スプレッド | 広い | 狭い |
取引方式(透明性) | NDD方式が多い | DD方式がほとんど |
信託保全 | ないところもある | あり |
リスク(ゼロカット採用) | 少ない | 大きい |
ボーナス | 多い | 少ない |
取引銘柄 | 多い | 少ない |
取引ツール | MT4・5が基本 | 会社独自のプラットフォーム |
自動売買 | 使いやすい | 使いにくい |
入出金 | 不安 | 安心 |
税金 | 不利 | 有利 |
やはりそれぞれメリット・デメリットがありますね。
それでは項目ひとつずつみていきたいと思います。
レバレッジ
海外FXの最大の魅力は、『レバレッジ(※)』といって間違いないでしょう。
国内のFX会社では金融庁の規制により、レバレッジが最大25倍までと制限されています。
ですが海外FX業者にはその規制が当てはまらないため、レバレッジの規制がありません。
なかには、最大3,000倍というハイレバレッジな取引ができる業者もあります。
もちろんレバレッジをかければかけるほど、リスクは高くなりますよ。
ですがリスクに比例して大きく稼げるというのは、大きなメリットといえるでしょう。
スプレッド
実質の手数料にあたるスプレッドは、国内FX会社の圧勝。
通貨ペア | XM | GemForex | Axiory | DMM | GMO | ヒロセ |
USD/JPY | 1.6 | 1.2 | 1.5 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
EUR/JPY | 2.5 | 1.4 | 1.7 | 0.5 | 0.5 | 0.4~0.7 |
EUR/USD | 1.7 | 1.2 | 1.3 | 0.4 | 0.4 | 0.3 |
GBP/JPY | 3.5 | 1.9 | 2.7 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
GBP/USD | 2.3 | 2.1 | 1.9 | 1.0 | 1.0 | 0.6 |
AUD/JPY | 3.0 | 1.6 | 2.1 | 0.7 | 0.7 | 0.6 |
注:海外FX口座のスプレッドは平均値(2021/9/4時点)
海外のFX口座は変動スプレッド性を採用しているところがほとんど。
一方で国内のFX会社は、固定スプレッド性が多数を占めています。
スプレッドに差があるのは、後述する取引方式の違いも影響しています。
取引方式(透明性)
FX会社の取引方式は、大きく次の2つにわかれます。
- DD方式
- NDD方式
国内のFX会社のほとんどが、DD方式。
海外はNDD方式がスタンダードです。
ではどう違うのか?見ていきましょう。
DD方式とは
トレーダーの注文は、『FX会社』『インターバンク(銀行などの金融機関)』に流れていきます。
DD(Dealing Desk)方式とは、FX会社がディーラーとなり、下図のように2段階にわけて取引する方式のことをいいます。
トレーダーの注文が、直接インターバンクに流れているというわけではありません。
DD方式のメリットは、スプレッドをFX会社で決められることにあります。
そのため国内のFX会社のスプレッドが、原則固定であったり、狭かったりするのです。
デメリットは、FX会社があいだに入っているので、なにをやっているのか不透明なところ。
本当にトレーダーから受けた注文をインターバンクに流しているかもわかりません。
その場合、顧客に負けてもらえれば、FX会社にまるまるお金が入ってきます。
いわゆる『ストップ狩り』のうわさが絶えないのも、そのためです。
NDD方式とは
NDD(No Dealing Desk)方式とは、FX会社がディーラーとならず、顧客の注文が直接インターバンクで決済される取引のことです。
NDD方式は、FX会社は仲介だけで、トレーダーの取引には関与しません。
純粋にスプレッドが、FX会社の収入源です。
そのためドンドン取引してもらったほうが、FX会社に利益をもたらします。
顧客の勝ち負けが会社の収益には影響しないので、『約定拒否』や『ストップ狩り』をおこなう必要もありません。
透明性の高さが魅力だといえるでしょう。
信託保全
信託保全とは、顧客の資産と会社の資産をわけて保管することを義務付けた法律です。
シンプルにいえば、FX会社が破綻してもあなたの資産は守られるということですね。
国内のFX会社はこの信託保全が義務付けられています。
海外のFX会社に、この義務はありません。
もちろん、しっかりと信託保全をおこなっている海外FX会社もありますよ。
ですから海外FX会社は、信託保全されている会社を選ぶようにしましょう。
リスク(ゼロカット方式)
ゼロカット方式も、海外FX口座の大きな魅力のひとつといえるでしょう。
ゼロカット方式とは、証拠金以上の損失はでない方式のことです。
仮に証拠金以上の含み損を抱えても、自分で払う必要はありません。
とても安心ですよね。
海外FX口座のほとんどが、このゼロカット方式です。
一方、国内のFX口座はゼロカット方式を採用していません。
そのため証拠金以上の損失を抱えるリスクがあります。
たとえば有名なスイスフランショックでは一瞬にして、数百万の借金を抱えたひとが続出しました。
ですから、国内のFX会社といっても安心とはいえないのです。
むしろゼロカット方式を採用している海外FX口座のほうが、入金した以上のお金を失うことはないので、安全といえるでしょう。
ボーナス
FX口座を開くと、FX会社によってはボーナスが付きます。
海外のFX口座では、このボーナスが豊富。
入金額の50%~200%のボーナスが付いたり、キャッシュバックなどサービスが充実しています。
たとえば10万円しか資金がなくても、ボーナスを利用することで実質20万を証拠金としてトレードが可能です。
資金が少ない初心者でも、口座開始から大きくトレードができます。
国内FX会社にもキャンペーンなどは展開されているのですが、海外FX会社に比べると見劣りするのは否めません。
また条件も非常に厳しく、あまり魅力を感じないのが残念です。
取引銘柄
国内のFX会社でもがんばっているところはありますが、取り扱う通貨ペア数は海外FX口座が圧倒的といえるでしょう。
クロスユーロにクロスポンド、先物や仮想通貨など、実に豊富なラインナップをそろえています。
国内のFX会社は円がらみが充実しています。
しかしながら、それ以外が残念。
取引ツール
ボクが海外FX口座を開いた一番の理由が、この取引ツール。
海外のFX口座では、MT4・MT5という取引ツールを採用しているところがほとんどです。
このMT4・5は、オリジナルのインジケーターや自動売買をするうえで欠かせません。
非常にカスタマイズ性に優れ、一度慣れてしまえば手放せなくなるでしょう。
(国内FX会社の取引ツールも、見やすく使い勝手がいいのはそろっていますが・・・)
自動売買
アナタがもしこれから自動売買をやっていこうと考えているなら、MT4(MT5)は外せません。
ひとことで自動売買といっても、いろいろと種類があります。
国内のFX口座では、自社の取引ツールで自動売買をします。
海外のFX口座では、MT4(MT5)に好きな自動売買をセットしての運用です。
ガチガチの仕組みでの運用と、自由な仕組みでの運用といったところでしょうか。
自動売買でうまく利益を残していくためには、ポートフォリオという考え方が重要。
ひとつの自動売買で運用するのではなく、複数の自動売買でリスクを分散するやり方です。
MT4(MT5)には、トレーダーたちが作成した自動売買(ea)が無料・有料を含めて大量にあります。
まさにポートフォリオを組むのにもってこいといえるでしょう。
入出金
やはり入出金は、海外FX口座ほうがひと手間かかりますし、スピードも遅いと言わざるをえません。
国内銀行だけのやりとりではないので、仕方がありませんね。
さらに注意が必要なのは、出金トラブル。
ここ最近は少なくなりましたが、過去は怪しい海外FX業者が乱立していました。
なかには出金を拒否する事例もあったみたいです。
少なくなったとはいえ、振興のFX会社にはやはり注意しておきたいところ。
なるべく大手の海外FX口座を利用しておいたほうが安全といえるでしょう。
税金
税金面では国内FX口座が有利といえるでしょう。
国内FX口座の場合、申告分離課税が適用されます。
これは一定の利益がでると、一律20.315%の税率が適用されるというもの。
100万の利益だろうが、1,000万だろうが税率は変わりません。
一方で海外FX口座だと、累進課税が適用されます。
さらに所得税が上乗せされます。
もし1年間の利益が330万円を超えるようであれば、国内FX口座のほうが税金は安いといえるでしょう。
まー、そこまで稼げるのかという話もありますが・・・
初心者にオススメな海外FX業者
マイクロ口座があって、初心者も安心なXM
海外FX口座のなかでも、もっとも有名で人気なのがXMです。
老舗とあって、信頼性・安全性も高い業者のひとつといえるでしょう。
とくに初心者にオススメする理由がマイクロ口座。
このマイクロ口座の特徴は、1ロットあたりの取引単位が小さいところ。
通常だと1ロット=10万通貨ですが、マイクロ口座では1ロット=1000通貨という単位です。
0.01ロットでの運用もできますから、リスクをおさえてはじめたいひとにピッタリといえるでしょう。
マイクロ口座なら最低入金額も、5ドル(600円ぐらい)ほどです。
ほぼワンコインですから、お試しでできるのもありがたいですよね。
もちろXMには、他にも特徴があります。
XMの特徴
- 高い約定力
- 充実したキャンペーンやインセンティブが豊富
- 口座開設ボーナスや入金ボーナスでトレーダーを支援
- スムーズな入出金でストレスフリー
- 安心な日本語でのサポート体制
-
金融ラインセスを取得した安全な業者
自動売買をするならGemForex
200種類以上の自動売買(EA)が無料で利用できるのが、GemForex。
XMとともに日本国内で人気があるFX口座のひとつです。
MT4(MT5)で自動売買をするうえで欠かせないEAも、ここでなら使いたい放題。
お金をかけずに自動売買をするのであれば、外せないFX口座といえるでしょう。
GemForexのその他の特徴は、次のとおりです。
GemForexの特徴
- 業界でもトップクラス!最大レバレッジ1,000倍
- 豪華な新規口座ボーナスキャンペーン
- 30秒でできる口座開設
- 丁寧な日本語サポート
まとめ
ボクが海外FX口座をもったのはMT4を使いたかったからでした。
最初は少し不安でしたが、日本語のサポートもしっかりしていたのは驚きました。
国内のFX口座もまだ残していますが、メインは海外口座にしています。
もっと早いうちから利用しておけばよかったなと今ではそう思います。
初心者のかたはイメージで避けがちな海外FX口座ですが、メリットはかなり多いといえるでしょう。
ぜひご検討ください。
川西 能司
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